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これからの「学び方」を考える
「学校に行かないと勉強できない」は変わる?
文科省が進める「遠隔教育」と、
これからの子どもの学び方
「学校に行けない日が続いたら、勉強はどうなるんだろう?」
「家にいながら授業を受けることはできないの?」
そんな疑問を持つご家庭も少なくありません。
実は今、学校教育の中でも、 ICTを活用して「場所にとらわれない学び」を実現する 遠隔教育の取り組みが進められています。
目次
「学校に行かない=学べない」は変わる?
「遠隔教育」という言葉を聞くと、 オンライン授業や動画授業をイメージする方が多いかもしれません。
これまでは、 「学校に行くこと」と「授業を受けること」が ほぼ同じ意味として考えられる場面が多くありました。
しかしICTが普及したことで、 授業動画、オンライン授業、デジタル教材など、 学習へアクセスする方法は増えています。
学びそのものを続けられる。
もちろん、学校で友達と過ごすことや、 先生と直接関わることにも大きな意味があります。
その一方で、 「学校へ行けない日があるから、勉強まで完全に止まってしまう」 という状況を減らす方法として、 遠隔教育には大きな可能性があります。
文科省が進める「遠隔教育」とは
文部科学省では、GIGAスクール構想などを背景に、 1人1台端末や通信環境を活用した教育の充実を進めています。
遠隔教育についても、 単純に「オンライン授業をする」というだけではありません。
ICTを活用して、離れた場所にいる先生や児童生徒をつなぎ、 学習の機会を広げていくことも、 遠隔教育の重要な考え方の一つです。
離れた学校をつなぐ
他校の先生や児童生徒とオンラインでつながり、 普段とは違う学習機会をつくる。
専門的な授業につなぐ
自分の学校だけでは用意しにくい 学習機会をICTによって広げる。
学習機会を広げる
場所や時間などの制約を越えて、 学びにアクセスする方法を増やす。
オンデマンド型で広がる学び方
遠隔教育を考えるうえで注目したいのが、 「オンデマンド型」の学習です。
オンデマンド型とは、 決められた時間に全員が同時に授業を受けるのではなく、 必要なときに教材や動画などを利用して学ぶ方法です。
繰り返し確認できる
合わせやすい
学習できる
特に、 「授業中に質問できなかった」 「一度聞いただけでは分からなかった」 という子にとって、 自分のペースで確認できることは大きな意味を持ちます。
ただし、 タブレットや動画があれば 自動的に学習できるわけではありません。
大切なのは、 その道具を使って「どう学ぶか」を 子どもに合わせて考えることです。
実際に文部科学省の 「教育委員会月報 令和8年9月号」では、 ICTを活用した遠隔教育に関する取組が 特集として掲載されています。
その中には、 学習塾と連携したオンデマンド動画の配信についての 具体的な教育委員会の取組も紹介されています。
遠隔教育は、単なる「オンライン授業」という話ではなく、 地域の実情に合わせて学習機会を広げる方法として、 実際の教育現場でも取り組みが進められています。
子どもによって違う「合う学び方」
同じ教材を使っても、 すぐに理解できる子もいれば、 誰かに説明してもらったほうが理解しやすい子もいます。
動画や図解などを活用する。
先生との会話や説明を重視する。
問題を解きながら理解を深める。
誰かと一緒に取り組む環境をつくる。
「遠隔教育」という言葉から、 「一人でパソコンに向かって勉強する」 というイメージだけを持つ必要はありません。
ICTを使いながら、 人と人との関わりを組み合わせることもできます。
「あとから学ぶ」という選択肢
子どもが勉強につまずいたとき、 「今すぐ追いつかなければ」と焦ってしまうことがあります。
しかし、学習内容によっては、 一度立ち止まってから戻ることも大切です。
ICT教材や動画などは、 「あとから学び直す」という方法とも相性があります。
家庭でできる「学びを止めない」サポート
遠隔教育やICTを家庭で活用するとき、 保護者の方がすべて教える必要はありません。
毎日同じ時間に始めるなど、 生活の中に学習を置きます。
最初から長時間を求めず、 できたことを積み重ねます。
点数だけでなく、 取り組めたことにも目を向けます。
特に大切なのは、 「今日は何時間勉強した?」だけではなく、 「今日は何ができるようになった?」 と見ることです。
小さな学習でも、 「勉強から完全に離れない」ことが、 次の一歩につながる場合があります。
ICT+人のサポートという選択肢
ICT教材には、 「自分のペースで進められる」という良さがあります。
一方で、 「どこからやればいいのか分からない」 「一人では続かない」 「質問したいけれど質問できない」 という子もいます。
そんな場合には、 ICTなどの教材と 人によるサポートを 組み合わせる方法もあります。
「どんな方法なら、その子が勉強を続けられるのか」 という視点から考えることが重要です。








