POINT 1 夏休みの宿題が終わらない子によくある3つの特徴
「うちの子は計画性がない…」そう感じる保護者の方もいるかもしれません。
しかし、小学生の場合は「計画を立てて行動する力」はまだ成長途中です。
特に勉強が苦手な子ほど、宿題そのものではなく、 始め方が分からない ことで止まってしまうことがあります。
① 宿題の全体量を把握していない
夏休み初日に、
「宿題多いな…」
と思っても、具体的に何ページあるのか確認していない子は多いです。
例えば、
宿題の例
- 算数ドリル40程度ページ
- 漢字練習20程度ページ
- 日記毎日か数日分
- 読書感想文1枚
- 自由研究1つ
これを知らないまま過ごすと、「まだ時間あるから大丈夫」
と思ってしまいます。
しかし、残り10日になって初めて、「こんなにあるの?」
と気づき、急に焦ってしまいます。
まず必要なのは、宿題を終わらせる計画を立てることではなく、 宿題の量を知ることです。
② 「あとでやる」が毎日の口ぐせになっている
「今日は遊んでから」「明日まとめてやろう」と後回しにする習慣が続くと、宿題はどんどん積み重なります。
毎日少しずつなら15分で終わる内容でも、何日もためると何時間もかかる宿題になってしまいます。
「少しだけやる」を毎日の習慣にすると、最後に慌てずに済みます。
③ 一人で全部やろうとしている
分からない問題に出会うと、そのまま手が止まってしまう子は少なくありません。
そのまま放置すると、「宿題=嫌なもの」という気持ちが強くなり、ますます机に向かわなくなります。
保護者が答えを教える必要はありませんが、「どこまで進んだ?」「一緒に確認しようか」と声をかけるだけでも進みやすくなります。
一人で抱え込まず、困ったときに相談できる環境を作ることが大切です。
POINT 2 宿題リストを一緒に作る方法
夏休み最初におすすめなのが、宿題を全部書き出すことです。
頭の中だけで「宿題をやらないと」と考えていると、何から始めればいいのか分からなくなります。
まずは紙やノートに、夏休みの宿題を全部書き出してみましょう。
| 宿題 | 量 | 期限 |
|---|---|---|
| 算数ドリル | 30ページ | 8月20日 |
| 漢字練習 | 20ページ | 8月15日 |
| 読書感想文 | 1冊 | 8月10日 |
このように見える形にすると、「あとどれくらい残っているのか」が分かります。
親が全部決めないことも大切
ここで大切なのは、親がすべて計画を作ってしまわないこと です。
「算数は毎日3ページやりなさい」「8月10日までに全部終わらせなさい」
と親が決めてしまうと、子どもは「やらされている」と感じやすくなります。
おすすめは、
「いつまでに終わらせたい?」
「毎日どれくらいならできそう?」
と子ども自身に考えさせることです。
自分で決めた予定は、最後まで続けやすくなります。
POINT 3 毎日の勉強時間を決める方法
宿題を後回しにしてしまう子によくある言葉があります。
「あとでやる」
しかし、「あとで」という時間は、実はとても危険です。
なぜなら、具体的な時間が決まっていないからです。
その結果、
- 遊び終わったらやろう
- ゲームが終わったらやろう
- 気が向いたらやろう
となり、気づけば夜になってしまいます。
「いつやるか」を先に決める
宿題を習慣にするためには、内容よりも先に時間を決めることが大切です。
☀ 朝8:30〜9:00 宿題タイム
☀ 午後3:00〜3:30 宿題タイム
☀ ゲームをする前に30分だけ勉強
朝の勉強がおすすめな理由
夏休みは夜更かしや生活リズムの乱れが起こりやすくなります。
しかし、午前中に勉強する習慣を作ることで、
- 集中しやすい時間に取り組める
- 学校がある日の生活リズムを保てる
- 午後を自由時間として使える
というメリットがあります。
夏休みの習慣は、2学期の学習にも大きく影響します。
POINT 4 難しい宿題から逃げてしまう理由
子どもが宿題を嫌がる理由は、「量が多いから」だけではありません。
実は、どう始めればいいか分からない宿題ほど後回しにしやすい傾向があります。
作文や自由研究が残りやすい理由
例えば読書感想文の場合、
- 何を書けばいいか分からない
- 文章の始め方が分からない
- 上手に書こうとして止まってしまう
ということがあります。
自由研究でも、
- テーマが決まらない
- 調べ方が分からない
- まとめ方が分からない
という理由で進まないことがあります。
小さく始めることが大切
このような宿題は、「全部終わらせよう」と考えるほど苦しくなります。
まずは、
5分だけ取り組む
本のタイトルを書く
研究テーマを3つ考える
最初の1行だけ書く
というように、小さな行動から始めることが大切です。
一度始めることができれば、子どもは意外とそのまま続けられることがあります。
POINT 5 宿題を早く終わらせる子の5つの工夫
夏休みの宿題を計画的に進められる子は、特別な勉強方法をしているわけではありません。
毎日の中に、「自然と宿題が進む仕組み」 を作っています。
① 朝の時間を利用する
夏休みは自由な時間が多いため、つい午後や夜に宿題を回してしまいがちです。
しかし、朝は頭がスッキリしていて、集中しやすい時間です。
学校がある時と同じように、午前中に少しでも勉強する習慣を作ることで、 2学期のスタートもスムーズになります。
おすすめ例
☀ 朝ごはん後に計算ドリル
☀ 午前中に漢字練習
☀ 昼までに今日の宿題を終わらせる
② 30分集中+休憩を取り入れる
「夏休みだから1時間勉強しよう」と思っても、小学生が長時間集中するのは簡単ではありません。
おすすめは、
25〜30分勉強
↓
5分休憩
という短い時間で区切る方法です。
「全部やらなければ」と考えるより、 「まず30分だけやろう」と考える方が、 子どもは取り組みやすくなります。
③ 終わった宿題を見える化する
子どもは、「できていないこと」よりも「できたこと」が見えると自信につながります。
チェック表を作り、終わった宿題にチェックを入れる方法がおすすめです。
- □ 算数ドリル
- □ 漢字練習
- □ 日記
- □ 読書感想文
- □ 自由研究
小さな達成感を積み重ねることで、「もっと進めたい」という気持ちが生まれます。
④ 予定を毎日確認する
計画は作っただけでは意味がありません。
毎日、「今日は何をする日なのか」を確認することが大切です。
予定通りにできない日があっても問題ありません。
大切なのは、「できなかった」で終わらせず、次の日に修正することです。
⑤ できたことを認める
宿題を続けるためには、子どもの「できた」という感覚が重要です。
全部終わった時だけ褒めるのではなく、
「昨日より進んだね」
「毎日続けられているね」
「自分で予定を決められたね」
というように、努力や行動を認めることが大切です。
POINT 6 親ができるサポート方法
夏休みになると、保護者の方も
「宿題やったの?」
「まだ終わってないの?」
「早くやりなさい!」
と言いたくなることがあります。
しかし、毎日注意されると、子どもは「怒られるからやる」になってしまうことがあります。
大切なのは、管理することではなく、自分でできるようにサポートすること です。
おすすめの声かけ
「今日は何を終わらせる予定?」
「昨日より少し進んだね!」
「どこからやったらできそう?」
このような声かけをすることで、子ども自身が考えて行動する力につながります。
まとめ|宿題を終わらせるコツは「早く始める」より「続けられる仕組み」
夏休みの宿題を計画的に進めるためには、
- 宿題の量を最初に確認する
- 親子で予定を決める
- 毎日同じ時間に取り組む
- 難しい宿題は小さく分ける
- できたことを認める
ことが大切です。
夏休みは、ただ宿題を終わらせる期間ではありません。
自分で計画する力や、毎日続ける習慣を身につける大切な期間 です。
この力は、中学生になった時の定期テストや受験勉強にもつながっていきます。
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